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もう「人間」やめますか?

2011年に発売になった曲にMetisさんの「人間失格」があります。当時はよく街中でも流れていたのでご存じの方も多いと思います。歌詞がストレート過ぎて逆に引いてしまうくらいの勢いが特徴です。もちろん曲調もパワフルなバラード調で心にグッと入ってきます。さて、本日はその曲の歌詞の「もう人間やめますか?」を取り上げます。

 

歌詞の中に「もう人間やめますか?」という部分があるのですが、それだけ聞いてもわかりにくいため、歌詞の全体像をお伝えします。内容としては「人を上から支配するでも、こびへつらうでもなく、素直に正直に人様に寛大に生きましょう」といったものです。少し歌詞を並べてみます。下の歌詞は歌詞の中でも視聴者に問いかけるシーンです。

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後悔していませんか?
夢を忘れていませんか?
道をはずれていませんか?
下を向いていませんか?
家族を大事にしてますか?
ありがとうと言ってますか?
今誰を愛してますか?
大切な人涙してませんか?
無駄遣いしてませんか?
贅沢をしてませんか?
もうタバコはやめましたか?
楽に生きようとしてませんか?
もう人間やめますか?
人生放棄するのですか?
生きる事は素晴らしいのです
君を今必要としています
故郷を覚えていますか?
バイトは続いてますか?
自分の時間がありますか?
泣けるくらい恋してますか?

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さて、「もう人間やめますか?」ですが、「人間」の定義はなんなのでしょうか? まず消去できるのが、本能に根差した生き方です。食欲・睡眠欲・性欲の3大本能が典型例で、けっして否定はできない生命維持の根幹を成すことは承知です、しかしそれだけでは「人間」を定義するにはいささか疑問です。ではなんなのか?

 

私が考えるに、単純に夢や希望、意思や計画性の発揮にあります。人間が万物の霊長と言われるなら、その所以は「想像力」にあると言えます。人間だけが人の痛みを想像でき、人の喜びを想像できます。マザーテレサウォルト・ディズニーがそうであったように…

 

そして意志貫徹ともういうべき、時間をかけた、地道な積み重ねも重要な特徴です。私の中の代表例は伊能忠敬です。55歳から日本全土の測量を徒歩で行い、18年もの歳月をかけ、日本で初めて実測で日本地図を作成しました。もう「感服」の二文字しか思いつかない偉業です。

 

計画性にも触れておきます。意志の貫徹も想像力の現実化も、すべては作業や行動がモノを言います。作業や行動に必要になるのが計画や段取りです。人によっての差異はありますが、「計画や段取りがあったから初めて作業や行動ができた」というケースも多いと思います。他の動物にそんな芸当はありません。

 

くり返しになりますが、人間もその他の生物と変わらない「生き物」ゆえ、本能を軽視してはいけません。きちんと食欲を満たし、睡眠欲も満たす。その中で、人間足らん部分の追求で夢や希望、意思や計画があるのです。

 

人からバカにされても、不快な思いを受けても、希望を捨ててはいけません。意志計画を放下してはいけません。あなただけの「あなた」を作っている大事な要素です、それを誰も汚していい権利はなく、同じように這い上がった人物は世の中にごまんといます。それを思うのも「想像力」です。マザー・テレサは人の痛みにそれを使いました。

 

もう「人間」やめますか?

 

自暴自棄に陥ることの戒めです。歌手のMetisさんは、けっして「あきらめず、ふてくされず、怠惰に流れるな」と力強いメッセージをくれています。私たちが何かにめげたとき、きっとこの曲が、この歌詞が、私たちの心を救ってくれます。感情的な自分にブレーキをかけ、我慢し辛抱することにも有効です。

 

自分に前向きな心をもたげさせるには、人の言動がどんなものであれ、それらを寛大に包み込んであげる“ゆとり“が大事になってきます。年末年始はもうそこまで来ていますが、今一度、「人間」とはなんぞや?に目を向け、2022年の計画を立案されることをお勧めします。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 


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