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「目線」を上げる技術

経済学にはミクロ経済とマクロ経済があります。どちらが難しいかと言えば、断然マクロ経済というのが通説です。ミクロの行動が、マクロにどう影響を及ぼすかは、さまざまな角度の計算と非合理な可能性、また膨大な統計が必要です。

 

さて本日は「目線を上げる技術」についてです。私たちが生活するうえで、感情や快楽は付き物で、それに埋没すれば破滅の方に現実が向きます。しかしそれらが皆無でもさびしく豊かさに欠けます。つまりバランスが大事で、2割の快楽、8割の自律がイメージとして近いです。

 

問題なのは良きも悪きも、いかに感情や快楽に溺れないか、その鍵を握るのが「目線」です。飲み会で飲み過ぎてしまったり、食べ過ぎてしまうのは、明日や明後日、1か月後や1年後の自分を見失っているからです。また自分の理想像に希望や情熱が欠けていることも原因です。

 

今日をとらえるのに、明日や明後日の予定が頭に入っているのといないのとでは、自律の強弱は変わります。明日や明後日に加え、半年後や1年後、はたまた10年後などもイメージとしてあれば、もっと自律心は発揮されるでしょう。

 

ただし自律といっても遊びや遊興を遠ざける意味ではありません。むしろ大事な予定、大事な理想があればなお、遊びや遊興は必要です。遊びや遊興を散りばめ、それを気分転換に、またはエネルギーに、夢や理想に邁進する、その最適な割合が2(遊び):8(自律)です。

 

「目線」を上げる技術

 

心の目線を上げるには、実際に目線を上げてみることです。広大な空を見て世界中とつながっている感覚を持ち、目の前の現象に埋没しないこと。仕事人間に陥らず、定年退職後のことも思いましょう。長期目線、世界目線、そして歴史目線です。この3目線が、今日を立体化させます。立体感がストレスを解消せしめると思います。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。