周りが見ている「あなた」
人から軽視されたとき
人からバカにされたとき
人から見向きもされなかったとき
そのようなとき、私たちはそれなりに落ち込みます。人やケースによってはひどく落ち込みます。本日はそのようなときの心の処し方を考えます。
まず私が普段に考えていること。それは『周りが見ている「私」は、所詮"いまの私"であって、"未来の私"ではない』ということです。これは稲盛和夫さん(京セラ創業者)の著書から私なりに汲んだ言葉です。稲盛さんは「今の自分は未達でも、現在進行形で努力をし続けた先の自分なら成し遂げられる」という強い思いをもって創業から誰にも負けない努力を継続されました。その姿勢から「今の自分と少し先の自分は違う」という思いが私の中で定番となり、軽視された自分を客観的に受け入れることができるようになったというわけです。(まだまだ完璧ではありませんが)
人によっては単純にけなすことだけを目的に言われることもあるためそれは論外ですが、客観的にその通りの評価なら"未来の自分は違う"という一点をもって、受け入れられると思います。
そして次の言葉も参考になります。
「自分がなしとげたことで秀でているのではなく、他人の評価を下げることで秀でようとすれば、そのことは弱さの兆候です」
「嫌われる勇気」で有名なアドラー心理学の創始者の言葉です。次の言葉も秀逸です。
「株価と自分は別物だ。株価が急落したからといって、自分たちが愚かになるわけではないし、株価が急上昇したからといって急に頭がよくなるわけではない」
by ジェフ・ベゾス(アマゾン創業者)
多少私がアレンジしていますが、言わんとすることは伝わると思います。私たちが誰かにバカにされようと、軽んじられようと、そこで癇癪を起こし、本当にバカや軽率な言動に走ることはないということです。
周りが見ている「あなた」は所詮、その人のフィルターを通しての主観的な「あなた」であり、仮にそれが的を得ていても、それもただの「今のあなた」です。「これからのあなた」を見積もったものではないという認識は重要です。
逆に「これからのあなた」を見積もってくれる人も稀にいることも事実です。そういう人を大切にし、懇意に接していくことが自己評価を良好に保てる秘訣です。そして私たちも周りの人に声をかけるとき、現在から未来にかけて前向きになるような言葉をかけたいものです。なぜなら未来を想うことで「いま」を大切にできるからです。
周りが見ている「あなた」
あなたはいかがお感じになりますか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました、