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「幸運」との出会い方

先日私は次の本を読みました。

㊙情報取材班【編】「お金持ち100人の秘密の習慣大全」(2016年9月発売)

 

「できる大人の大全シリーズ」の一つですが、さまざまなお金持ちと言われる人に取材をし、得られた情報を体系的に紹介してくれています。そこには一般的に知られていない名言や言葉も散りばめられ、私は次の言葉が"なるほど"と思いました。

 

「幸運は、勇気と努力の報酬である」

 

あるお金持ちはこの言葉を誰かに教えてもらってから、成功の道を歩むことができたそうです。その考え方を裏打ちする事例も載っています。田舎に格安の物件が見つかったとき、それを買うのか買わないのか。

 

そのお金持ちは買うかどうかはともかく、田舎だから需要はないだろうと早急に判断することを戒めています。将来新幹線が通る可能性があるかもしれない、大型ショッピングセンターができるかもしれない、地元の政治家が工場や企業を誘致するかもしれない、・・・そんな感じで値上がりしそうな情報を収集してから、リスクとのバランスで判断すべしということです。

 

リスクを取ればうまくいくわけではありませんが、リスクを怖がって前に進まないのはリターンを諦めることと同じです。リターンはリスクの中にしかありません。そのリスクを許容するメンタリティが「勇気」です。

 

「幸運は、勇気と努力の報酬である」

 

準備ばかりして本番を遠ざける不成功者は、努力に重きを置き、「勇気」をないがしろにしがちです。そんな人へ、上記の言葉は”現実に足を付けろ"と一喝してくれるようです。繰り返しますが、リスクを取りさえすればうまくいくわけではなく、リスクを取ることは必要条件で、十分条件が「努力」です。

 

「勇気」だけでもダメ、「努力」だけでもダメ、両方が相俟ってある閾値に達したとき、「幸運」の女神は微笑みます。これはある種、科学的なことと言えます。

 

松下幸之助翁は成功する秘訣として「成功するまで継続する」ことを言われました。本記事のテーマに照らせば、「勇気をもってアタックし続けることを絶対とし、努力を継続せよ」となります。

 

「勇気」と「努力」はどちらも大切ですが、それでも私は断然「勇気」の方が大切だと思います。投資の勉強をいくらしても、リスクを許容する覚悟がなければ虎の子の資本を投下できません。ソフトバンク孫社長は「7割の勝算があればトライせよ」と言われます。8割・9割を待っていては他社に持っていかれ、おいしい果実は残っていないからです。ということは、3割はリスクとして引き受けなければいけません。

 

リターンはリスクの中にしかないことを今一度認識し、少しでもリスクを下げるべく、勉強や試し打ちをしつつも、最後はエイヤッ!です。その行動(覚悟)がモノを形にします。

 

「幸運は、勇気と努力の報酬である」

 

私自身が臆病風によく吹かれるため、改めて現実を鑑みた「勇気」の大切さをこの言葉からいただいたしだいです。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までおよみいただきありがとうございました。