抗酸化作用「カカオ>赤ワイン」
抗酸化物質と言えば、赤ワインや緑茶がまっさきに思い浮かびます。しかしカカオポリフェノールはさらに強力とのこと。
カカオに含まれる抗酸化物質は100グラム中に10グラムも含まれ、その量はなんと赤ワインの2倍で緑茶の3倍にものぼります。
これは手にしなければもったいないというもの。しかし私たちに一番身近な「チョコ菓子」や「板チョコのミルクチョコレート」などは抗酸化作用をあまり期待できません。
カカオの中でも栄養価が高いとされるのは、全く手を加えられず、低温で加工された「ローカカオ」やカカオの含有量が多い「高カカオチョコレート」です。カカオは加工する過程で成分が少なくなってしまうからです。よって抗酸化作用を期待するなら「ローカカオ」や「カカオ含有70%以上の高カカオチョコレート」ということになります。
カカオに含まれる抗酸化物質は、主にコレステロールの酸化を防いだり、動脈硬化の予防に期待ができます。またカカオにはテオブロミンという物質も含まれ、これは大脳を刺激し、集中力や記憶力、思考力を高めてくれるのと同時に、覚醒効果が緩やかに作用するため、気分の向上にも一役買ってくれると言います。
それだけではありません。まだあります。
カカオはビタミン類やカルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルも含みます。特にバランスがくずれると心臓病や高血圧のリスクが高まると言われるカルシウムとマグネシウムの割合も良いとされます。
これまでチョコレートと言えば、砂糖たっぷりのミルクチョコレートやチョコ菓子が一般的だったため、これら 高カカオから抽出されるポリフェノール効果(抗酸化作用)はあまり知られるところではありませんでした。
しかし現在は美容効果も相俟って、高カカオチョコを勧める有名人も多くなり、どのスーパーでも高カカオ(ハイカカオ)チョコは売られています。私も最近は年のせいか(現在39歳)、10代や20代ほど甘いチョコレートを欲しなくなり、72%や86%含有の高カカオチョコを好むようになりました。ぜひあなたもコーヒーブレイクやお茶のお供に、高カカオチョコを取り入れてみてはいかがでしょうか? また甘いチョコレートがお好きでも、たまのアクセントは気分転換につながるかもしれません。
最後に食べるタイミングについてです。
以前の記事でも紹介しましたが、カカオポリフェノールには、血糖値の急上昇を抑える効果が確認されているため、食前に摂ることが一番のお勧めです。
抗酸化作用「カカオ>赤ワイン」
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