「行動力」を考える
「雨だれ石をも穿つ」
私の好きな言葉です。雨だれは点滴と言い換えられたりもします。少しの力でもそれが繰り返されれば、やがて成功するという意味です。
私はこの「雨だれ(雨垂れ)」というワードが好きで、いっぺんにまとめて行ったり、大量に行うのはしんどさが後味として強く残り、回数を重ねられなくなることが多いです。
本日の記事は「行動力」についてです。行動力はこの「雨だれ」をどれだけ意識してさまざまなことにトライできるかが肝心だと思います。逆に行動力のない人は、すぐに成果や結果を求める節があり、コツコツとつづけるイメージが薄い印象があります。
しかしどんなこともコツコツと続けること以外に何かを成し得られることのほうが少ないです。ということは小さなこと・微小なことから入るクセをつけ、そのはずみで次のトライを捉えればいいと思います。
行動力から少し話がズレますが、信号待ちをしているときに、ただ突っ立っている人と、軽いストレッチをする人がいたとしたら、あきらかに後者のほうが時間の使い方が上手です。ではなぜ後者は、信号待ちときにストレッチをするのか?
小さい時間を大切にするクセがあるからです。小さな時間に小さな行動を当てはめる思考癖があるからです。大きな時間があるときに、わざわざ小さな行動を集めることは非効率です。なぜなら大きな行動は大きな時間にしか当てはめられないからです。
全体を俯瞰して、常にタスクの大小をとらえ、そのタスクを適材適所に当てはめられる人が、時間効率が高く、トータルの行動量も多くできます。
話がややズレましたので元に戻します。「行動」を小さな単位で考えられる人が、結局は行動力があるということ。ではもう少し行動力を深堀りします。どうしたら小さな単位で行動をとらえられるか?
それは人は怠け者ゆえ、気持ちがラクなことをしぶとく考えることです。速やかに謝罪する人は、速やかさが謝罪の負担を下げています。遠方のセミナーやライブに出向く人は、出向く道程でのプランもセットになっているかもしれません。つまり遠方の距離を距離と感じさせないヒマつぶしを自分なりに考えているという意味です。
何かを億劫に感じても、その億劫さをそのままにせず、どうしたらその億劫さの負担を下げられるかを考えることが「行動を小さな単位に落とし込む」、または「行動を小さな作業に落とし込む」といえます。
行動力=行動の「しやすさ」をとことん考える
手ぶらで友人宅に行くよりも、茶菓子を持参した方が「入り」の雰囲気はスムーズになるでしょう。ファッションに気をつけ身なりに自信をつけたほうが、人と会う負担はずっと減るでしょう。何事もどうしたら負担を減らし、逆に楽しめるかをとことん考え考え抜く、そんなライフスタイルが「行動力」を醸成すると思います。
私もまだまだですが、いつも「しやすさ」を考えるクセは付いているかなと思います。あなたはいかがお感じになりますか?
「行動力」を考える
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。