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コロナ禍でなぜ「株高」なのか?

現在は空前絶後と言っても過言ではない株高を維持しています。日本株も世界株も昨年から堅調に上昇、日経平均で言えば1989年のバブル期の過去最高値に迫ろうとする勢いです。さて、なぜ目下 コロナ禍で株価は上昇しているのでしょうか?

 

普通に考えたら、コロナ禍により飲食業や宿泊・観光業などは直接的にダメージを受け、それに伴い、間接的にも他業界にダメージを与えることを懸念し、株は全面的に売られそうに思います。しかし現実は違います。

 

ジャーナリストの池上彰さんによると、次のような理由が考えられるとのこと。

 

1.日銀の金融緩和が続き、政府も民間銀行に積極的な融資をするように働きかけていること。

 

2.余裕のある企業や個人は、その融資をほぼゼロ金利で受け、株に投資をしていること。

 

「2.株に投資する」ということには捕捉が必要です。投資をしても損をするリスクは孕むわけですが、現在は日銀が景気対策のために(証券会社を通じ)ETFを購入し、買い支えている状態。そこに乗じて投資をするため、損をするリスクは極めて低くなっています。

 

ふつうは景気が良くなり、これからの期待を織り込んで株価は上昇するものですが、コロナ禍の現状は、日銀が景気対策のために株価を下げないようにしていることから始まります。それに乗じて、個人も企業も投資をしているため堅調な推移で「株高」を生んでいるということです。

 

また世界でも同様で、中央銀行の金融緩和は当たり前、財政出動も積極的に行っています。それにより、日本株だけでなく、世界株も右肩上がりで上昇しています。

 

はたして現況、株に投資をした方がいいのでしょうか? 

 

私は本来の価値からやや水膨れをしている感を受けますので、追加の投資はしていません。しかしコロナ禍により、今よりずっと売り上げを上昇させる企業はあるはずで、個別株も、インデックスも、それなりに上昇する気は否定できません。

 

一方、バイデン氏が正式に大統領に就任されましたが、それにより米国金利が上がる話も出ているため、米国金利が上がれば、債券価格や株価は相対的に下がるでしょう。

 

ついては、このまま当分は堅調な推移を示すことも考えられますし、外交関係の問題が起きれば、また米国を始め金融緩和や財政出動を止める国が出はじめれば、下落することは予想に難くありません。

 

いろいろな要因が合わさって株価が構成されるため、もし投資をされるなら、どのタイミングで売却をするのかの出口を決めておかれることをお勧めします。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考記事

bunshun.jp