心の戦士!~心が前向きになる言葉~

どんなときでも心を晴れやかに!→ 心の戦士いざ参上!

「コーヒー」と脳疾患リスク

前回の続きでコーヒーについてお届けします。テーマは「コーヒーと脳疾患リスク」です。実は私は今年の1月13日に次の記事を上げました。

leonet0702.hatenablog.com

 

そこには1日3杯以上の常飲が2型糖尿病脳卒中リスクを下げる」と結論づけ、特に詳しいメカニズムは(参考記事でも書かれていなかったため)触れていません。ですので、私は「コーヒー=2型糖尿病脳卒中のリスクを下げる」とだけ単純に思っていました。しかしそれがどうやら条件がつきそうです。

 

条件とは一日6杯以上を飲んではいけないということです。多くて5杯まで、できたら4杯か3杯にとどめたいところです。

 

今回の研究はイギリスの50万人から収集した遺伝的データ・健康データをまとめた英国バイオバンクを元に調査したもので、南オーストラリア大学の研究チームは英国バイオバンクに参加した37~73歳の1万7702人を対象に調査を実施しました。

 

結果はどうだったでしょう?

 

「コーヒーを1日6杯以上飲む人は認知症リスクが53%も高まる」ことが判明しました。研究を率いたKitty Pham氏は「今回の研究はコーヒーと脳容積測定、認知症リスク、脳卒中リスクなどを広範に調べたものであり、脳容積測定データとさまざまな交絡因子について検討した最大級の研究でもあります」と述べ、考え得る全ての要素を考慮しても、コーヒーを大量に飲むことは脳容積の縮小と関連付いていた」としています。

 

南オーストラリア大学のElina Hyppönen博士は「この研究はコーヒーの大量消費と脳の健康についての重要な知見を示しています。人生の多くのものと同様に、重要なのは『適度な量』です」と述べています。

 

ところでなぜ一日6杯以上の飲料で、脳疾患のリスクは高まるのでしょうか?

 

やはりまだそのメカニズムは解明されていません。あくまで統計的なデータとそれに基づく簡単な分析にとどまります。少しでもリスクを下げる対処法として研究チームは「コーヒーと一緒に水を飲むこと」を推奨していますが、その理由も書かれていません。

 

私はこれまでコーヒーに限らずさまざまな情報に触れてきましたが、どれも共通していることに、(常識ではありますが)「適量」がベターということです。果物も野菜もたんぱく質も脂質も、何事もバランスが大切で、投資ではありませんが、偏りはリスクを孕みます。たまたまリスクを回避できた人がいても、それを真に受けてはいけません。何万人という膨大な被験者がいて初めて傾向がわかります。

 

例えばナッツや青魚がいいという傾向があったとして、それ単体の栄養学はその通りですが、その他の栄養や運動、睡眠を無視していいことにはなりません。長期的な健康はバランスがモノをいいます。バランスは各種の適量の継続を指します。その中で自分の体質や遺伝などを鑑み、弱い部分の強化を比重として少し多くすることが賢明な選択に思います。

 

「コーヒー」と脳疾患リスク

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考記事

gigazine.net