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記憶力を高める「場所法」

私は普段に、「記憶力をよくする本」などの類(たぐい)はあまり読みません。ですので記憶を強化する方法に「場所法」があるということも次の記事で初めて知りました。教えてくれたのは、心療内科本郷赤門前クリニック院長で医学博士の吉田たかよし先生です。

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 吉田先生は、数年前はクイズ番組にたびたび出演され、博識を披露する場面を何度か目にしました(最近は、私はテレビを持っていませんのでわかりません)。また出演した番組等で「東大を4回卒業した」と学歴を自慢気に語る場面もあり、その表情が嫌らしくなく、お茶目な感じがして、今でもうっすらと覚えています。

 

さて「場所法」について。

 

結論、記憶力を良くし、記憶力を強化するには「場所法」がもっとも最適で、それは古代ギリシャ時代から受け継がれた方法であるとのこと。「場所法」とは、記憶したい"対象"を、場所とリンクさせて覚えることです。

 

例えばAさんと出会い、Aさんを今後も覚えておきたいとします。そのときはまずAさんとどこで出会ったか?です。渋谷の道玄坂3丁目のX店で出会ったなら、「渋谷区道玄坂3丁目のX店=Aさん」と覚えます。

 

まず覚えたい対象と場所をリンクさせることがマストです。しかしそれだけでは弱いと感じることがあるかもしれません。そのときは適宜「日時・天気・情景・話題・・」なども付け加えます。(参照記事には載っていませんが・・)

 

実は私は、「場所法」を知る以前から、自然と対象と場所をリンクさせて覚えていました。自分でも"記憶力はいい方かも?"と思ったこともあり、それが今回の「場所法」を知ったことで、合点がいきました。

 

私は必ず場所をキーにいろいろなことを紐づけます。例えば場所と関係のない元素記号を覚えなければならないとします。そのときは、外に出て、いろいろな場所と元素記号をセットで頭に入れるのです。

 

ある公園のベンチで「水素. H. 硫黄. S. 炭素. C. 塩素. Cl. 窒素. N」を覚えたとしたら、次はコンビニの前で「カリウム. K. 酸素. O. カルシウム. Ca. ナトリウム. Na」、疲れてカフェに行き「鉄. Fe. マグネシウム. Mg. 銅. Cu. アルミニウム. Al. 銀. Ag」といった具合です。

 

AさんとX店で知り合った場合は、直接的にAさんと場所(X店)をリンク付けできますが、元素記号はそうはいきません。そこで「自分の居場所」とそれ(元素記号)を結び付けることで、思い出しやすさ(記憶力)に代替ができます。

 

私も詳しくはわかりませんが、「場所法」というのは、とにかく場所と対象をリンク付けさえすればよく、それ以外の細かいルールはないように思います。

 

ちなみに「場所法」古代ギリシャ時代に発見されたと言いましたが、簡単なエピソードはこうです。

 

古代ギリシャ時代に、大きな宴会で天井が崩落する事故が起き、大勢の人が下敷きになりました。その中で詩人のシモニデスはなんとかその場を逃れることができ、それだけでなく、その宴会にいたメンバーを全員思い出すことができました。なぜでしょうか? 理由は座席と名前をリンクして覚えていたからです」

 

またオランダの大学で解明したことに次があります。

『短期記憶を作り出す海馬の中に、場所を専門に認識する場所「ニューロン」があります。覚えたい対象と場所がリンク付けされていれば、脳はそれを長期記憶に残す必要があると判断し、永久保存版のようなタグをつけます。そして夜の寝ている間に、「永久保存版」のようなタグを大脳新皮質に移します」

 

吉田先生は言われます。

「よく考えたら人間にこういう性質が備わったのは当然のことで、原始時代にこの場所でイノシシがとれたとか、オオカミに襲われたこととかはすごく大事です。人間が生き延びるために場所と関連付けた記憶は、優先的に長期記憶にするという仕組みを作り上げた、ということです」

 

もともと脳にそのようなメカニズム(しくみ)が備わっているのなら、活用しない手はありません。逆に目の前に覚えたい対象があるのに、この脳機能を使わないのは非常にもったいないことです。

 

記憶力がいい・悪いは、おそらく先天性に大差はなく、覚える方法(覚え方)がその程度を決める気がします。「場所法」以外にも、さまざまな覚え方があるのでしょうが、まずは吉田先生曰く"最強"と言われる「場所法」を習得し、そこをメインに他の記憶法もチャレンジするのが優先順位として効率的だと思います。

 

記憶力を高める「場所法」

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 引用・参考記事

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