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「倹勤貯蓄」のススメ!

東京商工リサーチが7月20日に発表した統計によると、新型コロナウイルスに関連した経営破綻は負債1000万円未満も含めると全国で3887件に上ったとのこと。負債1,000万円以上は全国で累計3,693件(倒産3,548件、弁護士一任・準備中145件)。2021年と比べると約2倍の数字。2022年も6月までの累計は前年同期比30.7%増の1,029件と高水準。7月も20日時点で103件発生しており、18カ月連続で100件超えとのこと。

 

いきなり暗いニュースですが、私たちの知らないところで静かに会社を清算しているところがあちらこちらに。本当に悲しいことです。助成金や給付金などをもらいつつも、資金繰りがうまくいかなった会社や、先行き不透明ゆえ清算したところもあるでしょう。

 

が、本日は会社(法人)の話ではなく、個人の貯蓄の話です。会社が内部留保を蓄えるのは、中小零細企業には難しいことは私も承知しています。(もちろんされているところもあると思いますが)しかし個人はどうでしょう? 私の友人(41歳)で年収400万円くらいの人がいます。その友人は小さい子供が3人いる5人家族で、奥さんは看護師の資格をもっています。しかし子育てが中心のためフルで働かれているかはわかりません。ダブルインカムでも600万円はないような気がします。そんな友人の家庭は、私のような独身と比べて、うんと貯金はしづらいのは自明の理。月に1万円~3万円がせいぜいです。

 

しかしそんな汲々とした状態でも、月に5千円でも1万円でも貯金をすることは、「自活」という点で非常に大切です。苦しいときこそ、その後を分かつ原因をつくるときと考えるからです。円安で物価が高騰している現在、できるだけ節約をし、エンゲル係数等をセーブしなければ、ますますインフレが加速したときはもっと厳しくなります。それほど政府は私たちに救いの手を差し伸べません。

 

中小零細から大手に成り上がった企業など、指で数えるほどしかありません。その他大勢はみな中小零細でがんばっており、それらへの救いの手が手薄だったから、18ヵ月連続で破綻件数が100件を超えたのだと思います。

 

欧米と比べても日本の財政出動は手薄と、たくさんの専門家が指摘しています。どれだけあらゆるデータを並べて「もっと財政出動をすべき」と言っても、実際に動いてくれなければ自分の身は自分で守るしかありません。その守り守護神が貯蓄です。

 

もっと具体的に言えば「貯蓄をしたという姿勢のクセ付け」が大事なのです。この貯蓄グセを付けることが、あらゆる災難にも負けない経済的自立を可能としてくれます。最近はさかんに積立投資やFIREと言われますが、まずは種銭の捻出です。それさえできればあとの投資は損失さえ回避できればなんでもよく、逆になくてもいいくらいです。

 

先ほど中小零細企業内部留保が難しいという話をしましたが、それでもしている会社はたくさんあると思います。なぜその両者は分かれたのか?それはまず「経営=ダム式経営」と頭に焼き付けていたからだと思います。どんなに汲々でも、10万円でも20万円でも会社に残すことが何より先決と、経営哲学をしみ込ませていたのだと思います。

 

私も個人として、ある一定額の貯蓄はノルマとしています。なぜ私はそのようなノルマを敷いているのか?それは敷いても敷かなくても幸せは変わらないと思っているからです。20代の私は本当に夢も希望もなく、ただ目先の交際費や遊興費に散財していただけ。それでいてこれといった思い出もなく、なんで下戸の私があんな飲み会にばかり参加していたのか、もはや嘆きしかありません。その嘆きがあるから、どうでもいいことには1円も使わず、どうでもあることだけ使うようになったのです。私のどうでもあることは映画やドラマのサブスク代、友人や彼女との交際費、気になった読書代くらいです。

 

では貯蓄したお金は何に使うのか? それは株や投資信託、不動産投資に使います。私は現在、この投資戦略にけっこう頭を使っており、何にどう使ったら一番賢明なのか、私しか見い出せない問いにもんもんと解を探っています。

 

話が長くなりました。表題の「貯蓄は大事?」に、私は「大事」と答えます。実業家の堀江さんなどは「あり金は全部使え」と言わますが、そこまで豪快に使える人は、自分でビジネスができる人に限られます。実際に貯蓄をしなかったから、零細企業はバタバタと潰れているわけで、私のような凡人が真似ても貧乏生活まっしぐらです。

 

「倹勤貯蓄」のススメ!

 

政府に期待しても裏切られるだけです。つらくても苦しくても自分の身は自分で守ること、その矜持が他の人の矜持も理解できる素地をつくり、人助けができる喜びを作ってくれます。最終的には人助けが目的になるため、貯蓄は大事ですが視野が狭窄になってはこれまた機会を逃します。人は人によりかかって、「人」と書きます。せっかく貯蓄しているなら、寄付でも投資でも、世のため人のためになる使い道を、どこかで忘れてはいけないと思います。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

※参考記事

news.mynavi.jp