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「勝つ」ことの意義

先日、プロ総合格闘家青木真也さんの記事を読みました。(記事は青木真也著「距離思考」を一部再編集した内容です)

 

その記事には青木さんにとっての勝負師としての流儀が語られており、その中の一言がとても印象的でした。

 

「勝つことですべてが肯定される」

 

勝負の魅力を一言で凝縮すると、こうなるそうです。

 

プロに綺麗ごとは通用せず、勝ったうえで能書きはたれるべき・・ということなのでしょう。

 

私は彼の勝負師としての流儀を読むうちに、サイバーエージェント社長 藤田晋さんも以前の著書で同様のことを語られているのを思い出しました。

 

藤田さんの勝つことへのこだわりを見てみます。

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麻雀は勝てば面白く、負ければ面白くありません。身も蓋もない言い方ですが、これは真理です。場末の雀荘と言われるような場所には、歴戦の強者しか残っていません。勝ってる人はまた来店したくなりますが、弱い人はカモられてもう行きたくなくなるからです。

 

(中略)

 

仕事も同じです。20年近く経営をやってきて確信を持って言えますが、会社に不満を持っている人は、だいたい自分の仕事がうまくいっていない人です。逆に、仕事で結果が出て、調子が良い人が不満を言っているのは全くと言っていいほど見たことがありません。

 

私はこの真理を学生時代に麻雀から学び、会社を起業した頃、いかなる手を使ってもまずは結果を出さなければならないと腹をくくりました。

 

(中略)

 

「結果が全てではない」「勝てばいいという訳ではない」と言う人がいるかもしれません。もちろんそれもまた真実です。でも、世の中を見渡してみてください。実際にその言葉を使っている人の大半は、自分に都合の良い言い訳をしているだけではないでしょうか。

 

起業家でも、理想ばかり語って実績から目を背ける人がいます。もちろんそういう人が成功しているのを見たことがありませんが、立ち上げ当初、悪魔に魂を売ってでも結果を出そうとしていた私から言わせれば、ただ現実から逃げているように見えます。

 

仕事も麻雀も、結果が出なければ面白くありません。だからと言って諦めたらそこで終わりです。「勝てば面白く、負ければ面白くない」この真理と潔く向き合って努力するしかありません。挫折や敗北を受け入れ、それを乗り越えた先に成長があるのです。

 

藤田晋著「仕事が麻雀で麻雀が仕事」より抜粋)

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いかがでしょうか。

 「勝つことの意義」が力強くメッセージとして伝わります。

 

私の本職も保険の営業ですが、これまで何十人と退職者を見てきました。それぞれ退職理由は違えど、"契約を取るのがしんどい" という理由が大方の印象をもちます。

 

なかにはとても仲の良かった後輩が、たった1回の坊主(月の契約数が0)を計上しただけで、プライドが傷つけられた言い、辞めてしまったことには驚きました。

 

勝負は時の運ですが、運以外の要素をいかに鍛え上げるか、いかに鍛え上げようとするかがその人の力量を物語るのだと思います。

 

運以外の要素があることにまず感謝の気持ちを持ち、感謝を土台に知識・情報・スキルとさまざまな学びを謳歌できれば、勝負事も悪くないと言えるのではないでしょうか。

 

私も保険の営業職を振り返れば10年以上続けています。今もなお後輩を率い、契約を取る後ろ姿を見せています。なんとか契約数は部署内でトップレベルを維持していますが、私の内面には、"是が非でも後輩に契約を取る姿を見せ、指導やアドバイスに説得力をもたせたい" というのがあります。

 

後輩もおそらく"契約が取れない人からは教わりたいと思わない"と思います。ゆえに私は毎日その責任感との戦いですが、今のところ逃げずにプレッシャーをモチベーションに替えられています。

 

あまりにも不向きな仕事に携わっている人には、転職を勧めますが、そうでない大半の人は、自分の中での勝負事から目を背けず、真正面から取り組む姿勢が きっと嬉しい出来事を手繰り寄せるのだと信じます。

 

「勝つことの意義」

 

それはまず「勝つ」ことから逃げないこと。

汚い手を使うことはご法度ですが、正当な手段で続ければ、きっと青木さんの心持ちを共有できるときが来ます。

 

「勝つことですべてが肯定される」

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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引用・参考記事

president.jp