「活動」=「睡眠」
「睡眠」の重要性は今さら私が語るまでもありません。あなたも私も誰かれご存じです。しかし言い方ひとつで重要性の認識度が変わってくるところが面白いところです。どういうことか?
伊藤忠商事の元社長、丹羽宇一郎さんの著書「人間の器」に、こんなことが書かれています。
『「しない」ことは、「する」ことのための充電方法であり、「する」ことを生かすための条件です。ですから、「しない」ことの質を上げることは、「する」ことの質を上げることにつながるはずです。だからこそ、いい睡眠や休息が求められるのでしょう』
いかがでしょうか。睡眠の重要性が端的に語られています。科学的な根拠もけっこうですが、単純に光と影のように、どちらかを濃くすればもう一方も濃くなるという、単純な論です。
この話しの面白い点は、丹羽さんが仰っているように、睡眠に限らず休息や余暇、趣味も当てはまるところです。「よく遊び、よく働け」と言われたりしますが、まさにそれです、よく遊ぶからよく働けるという順番。入り方が一般的なところと逆なのです。
呼吸は吸ってから吐くのではなく、吐いてから吸う。吐くほうが先で、食事も同様、排泄して摂取です。排泄せずに摂取していたら宿便が溜まり、血液の汚れを招きます。
やはり本質を突く理解が一番自分を動かします。科学的な裏付けを軽視するわけではありませんが、自然現象・生理現象に照らした理解も同時に必要であることを丹羽さんの話を聞いて改めて実感しました。
活動は「睡眠」から
何もしない時間をどれだけ充実させられるか。ぜひ活動とセットで考えたいものです。
良い活動をしたいなら、良い睡眠を!
良い活動をしたいなら、良い休息を!
良い活動をしたいなら、良い余暇を!
『「良い」の追求は、活動時だけにあらず』
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。