身体を錆びさせない飲料「お茶」
2019年1月にテレビ朝日「たけしの家庭の医学」で放送された内容を今でも覚えています。テーマは「老化の原因と言われる身体のサビを取り除くこと」。そこに登場された先生は、ある物を飲むことで身体に溜まったサビが除去できるのではないかと仮説を立て、実際に飲食業を営む女性に実験をしてもらいました。
その女性が選抜された理由は、診断で老化のサビが人一倍に溜まっていることが数値データで確認されたからです。その女性にお勧めした飲み物は「お茶」です。
拍子抜けですよね… 単なる緑茶や紅茶、ウーロン茶などの「お茶」を1日3杯飲むことを勧めたのです。「お茶」を飲めば老化の原因と言われる身体のサビが取り除けるという仮説です。ちなみにその女性は普段はまったくお茶を飲む習慣のない方でした。
実験開始です。その女性に1日3杯の「お茶」を飲んでもらいました。当の女性も半信半疑でしたが、とりあえず言われるがままに数週間を飲み続けました。するとどうなったでしょう? なんと本当に老化のサビが取り除けたのです。確かサビの蓄積度を測る数値が約9から約4に減りました。私はこの驚きがあって、今でもこの内容を覚えているのだと思います。たかだか「お茶」を飲むだけで・・と。
いったいカラクリは何だったのでしょう? それは「お茶」に含まれる「ケルセチン」というポリフェノールの一種にあります。「ケルセチン」が老化の原因になるサビを除去してくれました。
この「ケルセチン」は玉ねぎやピーマン、ブロッコリーなどの食品にも含まれますが、ポリフェノールの摂取自体が、飲料からが効率的と言われます。そこで食品からの摂取も勧められますが、手軽にいつでも取り入れやすいという点で「お茶」がお勧めで、1日に必要な「ケルセチン」の摂取は、1日3杯で可能になるということです。
「お茶」の種類別のケルセチンの含有量ですが、番組では触れられていませんでした。ネットの記事では緑茶が勧められていますが、紅茶やウーロン茶など、緑茶以外にも含まれることは確かなようなので、あまり制限を設けずに、好きなときに好きな種類を摂取し、長続きするように工夫をされるのが一番よろしいかと思います。
最後にケルセチンの効用ですが、抗酸化作用、抗炎症作用、降圧作用はもちろん、体脂肪の減少や認知機能の改善、筋肉の減少を抑えること等が報告されています。
身体を錆びさせない飲料「お茶」
次回もケルセチンつながりで、「りんご」と脳機能の向上について見ていきます。
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