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"かんたん"な風邪予防

この季節、風邪を引いてしまう方も多いと思います。そんな風邪ですが、なにやら簡単にできる風邪予防があるとの情報(記事)を目にしました。ご紹介します。

 

まずその記事では風邪予防として2つの方法を紹介されています。一つは「鼻うがい」。この「鼻うがい」とはどういうものなのでしょうか? 赤坂山王クリニックの梅田悦生院長はこう言われます。

 

「風邪の "震源地" は上気道の感染です。鼻うがいをすると、この上気道を洗い流せるのです」

 

上気道? 上気道とはどこを指すのでしょうか? ヤクルト中央研究所のサイトにわかりやすい図がありましたので添付します。

 

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引用記事

上気道感染症(かぜ症候群) | 健康用語の基礎知識 | ヤクルト中央研究所

 

上図でいうと、上気道とは「鼻腔、咽頭喉頭」を指します。その一つが鼻腔で「鼻うがい」はこの鼻腔に感染したウイルスを洗い流せるということでしょう。薬局等で「鼻うがい」のできる関連商品は売られていますので、興味のある方はぜひ取り入れられてみてはいかがでしょうか。

 

次に、「鼻うがい」に面倒さや抵抗感をお持ちになる方に梅田院長は2つ目の予防法を紹介されます。

 

「医師の中には風邪の患者さんの診察を終えると、ペットボトルの水を一口飲む人がいます。これもウイルスが感染する前に洗い流すイメージです」

 

ざっくり言えば「こまめな水分補給」です。これでしたら手軽にでき、続けられそうです。しかし驚くことに「鼻うがい」も「こまめな水分補給」もエビデンスはないそうです。梅田院長は言われます。

 

「鼻うがいも水飲みもエビデンスはありませんが、私も周りの医師もほとんど風邪をひきませんから、経験則で効果はあると思います」

 

引用記事

医師が実践する風邪予防 鼻うがいのほかにもう一つは?|日刊ゲンダイヘルスケア

 

エビデンスはないけれど、免疫のプロ 京都大学ウイルス・再生医科学研究所副所長の河本宏先生は、のどの粘膜こそ風邪と密接に関係すると言われます。

河本先生の論を私なりにまとめます。風邪のウイルスはのどの粘膜に取り付いて発症するため、粘膜に適度な潤いがあれば、ウイルスを弾いてくれます。具体的には、潤いの元となる粘液にIgA抗体という抗ウイルス物質が含まれていて、それが風邪の感染をブロックしてくれます。逆にのどが乾燥していると、IgA抗体は働きにくくウイルスは細胞内に直接入り込み、すぐさま増殖を始めてしまいます。

引用・参考記事

風邪をひきやすい人とひきにくい人の違いとは? 免疫の噂のウソ・ホントをチェック(Tarzan Web) - Yahoo!ニュース

 

梅田院長の経験則からも、河本先生のお話しからも、のどの粘膜を潤すことが風邪の予防につながることはほぼ間違いなさそうです。もう一度上図の「上気道」をご覧ください。鼻腔と咽頭喉頭はつながっていますね。ですので鼻腔から感染したウイルスも のどの粘膜を潤すことで、それらを弾いてくれると理解できます。しかしすべて弾けるわけではないことも調べでわかりました。

 

「風邪のウイルスや花粉が付着しやすいのは、鼻の奥の上咽頭といわれる部分で、のどのうがいでは上咽頭を洗い流すことができないからです。一方、鼻うがいでは上咽頭までしっかりと洗い流すことができますから、より効果的な風邪予防や花粉症対策になるといえます」 

引用記事

鼻うがいのやり方。塩水などの準備と効果的な方法|eo健康

 

 ということで、風邪予防に万全を期したい方は「鼻うがい」「喉のうがい」そして「こまめな水分補給」をすべてされることをお勧めします。そこまではちょっと・・という方は「喉のうがい」「こまめな水分補給」のどちらかか併用をお勧めします。

 

最後に「こまめな水分補給」ですが、どれくらいの頻度が必要なのでしょうか?

 2016年11月29日に放映された「林修今でしょ!講座放映された 3時間スペシャル」では、風邪のウイルスは約20分で体内に侵入するため、約20分に1回の頻度がお勧めだそうです。(うがいも同様)

 

飲み物は「水」でないといけないのでしょうか?

緑茶紅茶は殺菌作用があるため、飲料以外にも、うがいで使用されることが推奨されます。そして一説によればコーヒーも風邪予防を期待できることが、池袋大谷クリニック院長 大谷義夫先生の言葉で確認できます。

 

「コーヒーに含まれるカフェインには気管支拡張作用や抗炎症作用があり、1988年にイタリアで行われた調査では、コーヒーを1日3杯以上飲む人は、まったく飲まない人より喘息発症リスクが28%も低いという結果が出たそうです」

引用記事

のどから防ぐ!風邪・インフルエンザ対策|元気通信|養命酒製造株式会社

 

殺菌つながりでは、はちみつも殺菌効果があることで有名です。先の大谷先生はコーヒーにはちみつを入れて飲むこともお勧めされます。

「はちみつにも抗炎症作用や抗酸化作用があり、セキ止め薬よりも効果が高いという研究論文もあります」

 

その他にもマスクをしたり加湿器を使用したりとさまざまな予防法が存在することは付しますが、本記事のタイトルは「"かんたん"な風邪予防」。その答えは「こまめな水分補給」ということになります。頻度は約20分に1度。これならなんとなく意識してできそうです。そして続けられそうです。

 

私が当ブログで健康情報を配信する背景に時間を大事にしたいから」というのがあります。今日という1日を前向きに生きる、その前向きさは快適な体調が容易にしてくれます。気合いでなんとなかなるというのも一時的にはありますが、できることなら鋭敏に俊敏に行動力をもっていろいろな事に取り組みたいのが実際です。

 

また今日(1日)を大切に摘み取れれば、明日も大切に摘み取れる可能性を手にします。その積み重ねが結果的に病気を防ぐことにもつながると考えます。「時間は大事」と言われますが、その時間は「健康(体調)管理」がもたらします。そのことを私たちは普段に忘れがち。それだけに私は定期的に当ブログで触れていきたいと思っています。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。