心の戦士!~心が前向きになる言葉~

どんなときでも心を晴れやかに!→ 心の戦士いざ参上!

会社員同士の資金格差

先日Yahooニュースを見ていたら、こんなタイトルの記事を見かけました。

「富裕層との格差より会社員どうしの資産格差が問題だ」(山崎俊輔さん著)

 

内容を見てみると、数年前に流行したフランスの経済学者 トマ・ピケティ氏の著書「21世紀の資本」を題材としていました。主旨は「富裕層VS庶民という図式にばかり目が行きがちだが、会社員どうしでも格差が起こることを同書は指摘している」ということでした。

 

私流に解した内容を以下に記します。

 

21世紀の資本」で一番印象的なのが「r(資本収益率>g経済成長率)」。これは株式や不動産等のリスク資産の価格上昇率は、賃金上昇率を上回ることを指す公式。ピケティ氏は会社員が賃金を上昇させるスピードよりもお金持ちが分散投資等をして、資産を膨らませるスピードの方が早いことを膨大なデータを基に指摘しました。

 

そして上記の公式のr(資本収益率)とインフレ率・預金金利三者はおおむねパラレル(並列)の関係にあるため、大雑把に「株式の上昇率>預金金利という不等式が成立します。

 

ここまでこれば山崎さんの帰結点はおわかりですね⁉ そうです。会社員でも貯金派と投資派によって資産の膨らみ具合は数十年後にくっきり分かれる、ということです。実際にどれくらいに分かれるかも具体例を出されています。(興味のある方は下記のリンクをご参照ください)

富裕層との格差より「会社員どうしの資産格差」が問題だ(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

 

数年前からNISAやつみたてNISA、iDeCo(個人型確定拠出年金)等の施策で少しずつ投資を始められる方が増えてきました。が、貯金派の方もまだまだ多いというのが実際です。キャッシュレス派と現金派のような感じですね…

 

あなたは貯金派ですか?

 

もし貯金派でしたら、2020年はぜひ投資を始めてみてはいかがでしょうか? 今は毎月100円から始められる投資信託もあります。また「投資は損失の可能性がある」という反論も「長期スパンで見れば下落し続ける相場はない」という論で対抗できます。簡単に見てみましょう。

 

まず株式市場では約5年から10年の周期で大きく下落します。例えば、日本のバブル崩壊(1990年)、阪神淡路大震災(1995年)、アジア通貨危機(1997年)、ロシア危機(1998年)、ITバブルの崩壊(2000年)、リーマンショック(2008年)、東日本大震災(2011年)、チャイナショック(2015年)等々。

 

しかしこれらの〇〇ショック以降、株式市場は下落し続けたでしょうか? そうです、していません。必ず復活ののろしを上げているのです。例えば2009年4月1日の日経平均株価は約8,350円、それが2019年4月1日には約21,500円と、2倍以上に増えています。らせん状は描きつつも、日経平均株価は右肩上がりを推移します。

 

しかしこんな反論がありそうです。

「今まではそうだったかもしれない。今後は少子高齢化がますます顕著になり、日本経済は後退していくのでは?」と。

 

確かにその論は的を射ています。そこで私は世界を股にかけた分散投資をお勧めします。世界規模でしたら、まだまだ経済成長は続くと考えるからです。すなわちこうです。「経済成長のあるところで積立分散投資をすれば、経済成長を織り込んだ資産形成ができる」

 

いかがでしょうか?

 

上述では資産を急速に増やしたい!という方のニーズは満たせませんが、預貯金よりは資産が増やせるように思います。あなたの投資ライフの参考にしていただけたら幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。