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準備、そこから魔法が始まる

準備が大事であることは誰もがご存じですが、その重要性の認識は人それぞれです。本記事では今一度「準備の効用」について考察します。

 

私の考える「準備の効用」は大きく以下の2点です。

・結果の最大化

・心の余裕づくり

 

まず結果の最大化について。

例えば準備不足で本番に臨み、事がうまく運ばなかった場合、原因に準備不足の要因が入ります。これがよくありません。なぜなら準備万端でも結果が出なかった可能性があり、その要因をあぶり出せないからです。

 

しかし準備万端であれば、準備以外の要因と特定できます。また再チャレンジ可能な分野なら時間のロスで済みますが、初回デートや初回面接等では次回がなくなる可能性があります。すると準備さえできていれば次回を可能とできた機会をみすみす逃すことになります。

 

また手慣れていることなど、さほど準備をしなくてもいい分野が人それぞれあります。しかし状況やシチュエーションしだいで普段通りうまく結果に結びつかないケースがあったとしたら、準備していればそれを回避できた、ということになります。

 

次に心の余裕について。

これは初挑戦や初体験、苦手な分野への取り組み等が該当します。

準備をしっかりし、その通りに事が運べば準備がまさに役に立ったということになります。しかし準備した通りに事が運ばなかった場合、それはそれで臨機応変に対処するしかないわけですが、実はこの "事がうまく運ばない" ケースを極力避けようとするのが「準備」です。

 

例えば初デート(ランチ)を考えましょう。ここでは男女のパートで男性側を想定します。

お勧めのお店を「和食」しか準備しない場合と「和食・洋食・中華」を準備する場合とでどちらが想定外を減らせるか、また立地や値段を細分化したなら さらに減らせます。

 

この想定外をできるだけ減らす対処が "何があってもだいたい大丈夫" という余裕をつくります。「7,8割は想定内、2,3割は想定外」という割合が全体に余裕を持たせられる気がします。最初からきちんと想定外を設けておくことも準備のコツです。

 

さて結果の最大化 と 心の余裕 の両者を見てきましたが、実はこの両者はリンクします。お気づきだったかもしれませんね。準備不足を減らす作業はすなわち想定外を減らす作業ですし、想定外が減れば想定内が増え結果が近づきます。この結果の親近感が心の余裕を生み、心の余裕が普段の力を最大限発揮させ、発揮がすなわち結果です。

 

かつて米国に百戦錬磨の実績を誇る弁護士がいました。その弁護士が百戦錬磨の秘訣を次の一言に集約します。

「準備、そこから魔法が始まる」

 

"準備不足で本来得られたであろう結果をスポイルすることだけは避けたい"

そんな思いで一つ一つ対処に励む中で数珠繋ぎ的にあらゆるパターン・シナリオが着想されます。その数々の着想は準備に着手し汗をかき始めなければ舞い降りなかったもの。先の米国弁護士はその営みを「魔法」と呼んだ、私はそうにらみます。

 

・準備して初めてわかることがある。

・準備したからこそ、成し得られたことがある。

・準備してもなお届かなかったことがある(=課題)

 

準備はそのような未来を内包する「魔法」。せっかく同じ時間(とき)を過ごすなら、私は準備で魔法を始めたい。魔法にかかればきっと自分でもくような結果を得られるかもしれないから。

 

準備はケチるものではなく、積極的に活用する魔法使い。あなたもぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。