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ジョギングよりラケット競技

本日は「健康と運動」についてです。

 

私は週に2日は川沿いをジョギングします。ウォーキングも日課ですが、ウォーキングでは得られないメリットがあります。例えば筋肉活動や体力・持久力の増進、脳への好影響です。脳への好影響は、足が着地したときの衝撃が脳に伝わると、脳内局所的圧に変化が生じ、脳内の細胞に物理的な刺激を与えるという研究結果が出ています。

 

しかしそんな難しいことを考えて続けているわけではありません。単純にカロリーを燃焼できるのと、気持ちがいい爽快感を求めてのことです。しかしこのたび、そんなジョギングが、長寿とは関係がないという研究結果が現れました。

 

明かにしたのは、フィンランドのUKK研究所やスコットランドエディンバラ大学などで行われたスポーツと健康の関連性を調査した研究チームです。彼らは各種スポーツと死亡率の関係を調べ、どのスポーツが最も健康的なのか調査しました。サンプル採集は大掛かりなもので、1994年から2008年に行われた英国とスコットランドの年次健康調査のデータを分析し、合計約8万人の活動を調べました。

 

内容は、以下の6つのカテゴリーに絞り、「過去4週間に15分以上続けたスポーツは?」「どの活動で、どれくらい汗をかいたのか?」といった質問を設け、各スポーツをしていた人の死亡率をリサーチしました。

 

・ジョギング・ランニング

・サイクリング

・水泳

・エアロビクス・体操・ダンス

フットボールラグビー

・バドミントン・テニス・スカッシュ

 

結果はどうだったでしょう?

 

1番上の「ジョギング・ランニング」は、その他の5種類のスポーツに比べ、健康有意な数字は示されませんでした。では何が健康有意だったのか? それが6番目の「バドミントン・テニス・スカッシュ」のラケット競技です。

 

死亡率はまったく運動しない人に比べ47%も低く、次点は「水泳」で28%の低下、「水泳」と比べても、かなり差を生んでいることがわかります。また心臓・血管など循環器における疾患に限れば、ラケット競技は死亡率を59%低下させるというデータも示されました。これに対し、「サイクリング」「ジョギング・ランニング」は、循環器疾患の予防効果に関しては効果が薄かったとのことです。

 

研究を行ったフィンランドのUKK研究所やスコットランドエディンバラ大学の研究チームはこう結論づけます。

 

「ジョギングやランニングは、長寿に関しては有益ではない」

 

そしてラケット競技こそが、長寿に、そして循環器疾患に特に健康的有意さをもたらすことがわかりました。なぜラケット競技なのかという分析は、現段階では明らかになっていませんが、卓球は生涯スポーツとして、確かに幅広い層に親しまれています。その証拠に温泉旅館や公的体育館、民間のレジャー施設など、卓球台が設置されているところはよく見かけます。

 

私も実はラケット競技が大好きで、ちょっと広い公園に行けば、バドミントンをしたくなります。またネットカフェに行けば、卓球をよくやります。高校時代はテニス部に所属していました。

 

ボールをスピーディーに目で追い、都度手を動かし、足も動かす、その一連の流れが、単純なジョギングやランニングにはない、健康的な何かが(脳で)発動しているのだと思います。また一人ではできないスポーツゆえ、人間関係の満足や充足、一体感や連帯感が心の健康に作用していると考えます。

 

ジョギングやランニングがけっして体に悪いわけではなく、ラケット競技長寿に有効であることを統計的なデータが明らかにしたという話です。ぜひ機会があれば、ラケット競技を積極的に行ってみてはいかがでしょうか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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引用・参考記事

hc.nikkan-gendai.com