「人工甘味料」のトリセツ
清涼飲料水等に人工甘味料が使われ始めて久しいですが、その間にずっと まことしやかに言われ続けたことがあります。それが「人工甘味料は体内に入れば砂糖と同等に扱われ、砂糖と勘違いしたインスリンが分泌を始める」というものです。要は人工甘味料の甘さがインスリンの分泌を刺激するということです。
私も10年前からその手の話は聞いていたため、人工甘味料を販売している大手の会社にメールで問い合わせたところ、上記のような事実は確認されていないとの回答でした。
さて今回のイェール大学の研究でそのような議論にひとつ進展が見られたようです。どのような研究結果だったかというと、結論、人工甘味料は単体で飲む分には問題ないが、炭水化物と同時に摂取すると神経反応および代謝に悪影響が生じるということです。
イメージとしてはブラックのコーヒーを甘くするために人工甘味料を使う分には問題なく、人工甘味料が使われているパンやお菓子は、健康に悪影響を及ぼす危険があるということ。
またときどき食事と一緒に0カロリーの飲料を飲まれる人がいますが、それも悪影響を及ぼす可能性はあるということです。
最後に記事より、この研究の統括研究員であるDana Small氏の結論を抜粋します。
「少量であればゼロカロリーの炭酸飲料を安全に飲むことができると考えられますが、それに食事やお菓子を可能な限り、一緒に食べてはいけないという結論です。これは糖類を摂取してはいけない糖尿病患者にとって非常に重要な研究結果になりました。」
私は夏季によく「コカ・コーラゼロ」を好んで飲むため、飲み過ぎには注意が必要ですが、適量であるなら問題ないということで、これからも好んで飲もうと思います。
あなたの今後の食生活の参考になりましたら幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
引用・参考記事