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「時間銀行」2

前回の記事「時間銀行1」のつづきです。

吉田浩著「あした元気になるために人生の時間銀行」

 

時間はあらゆる「価値」を有します。

 

例えば薬。

汚した体を治し、傷ついた心を癒してくれます。

 

例えば破壊。

エジプトのピラミッドでさえ握りつぶし、遠い未来には砂粒に変えてしまいます。

 

例えば天才的な指揮者。

あらゆる宇宙の星々を規則正しく動かします。私たちの呼吸や血液の流れさえも管理します。

 

いずれも同書からの内容です。

しかし「時間」にはまだたくさんの価値を有します。その中の一つ「交換価値」について、本日はお届けします。まずは吉田さんの解説をご覧ください。

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朝、あなたは、時間と「ごはんを食べること」を交換しました。そして、1日の活動に必要な「栄養」を受け取りました。

 

昼、あなたは、時間と「仕事をすること」を交換しました。そして、「給料」を手に入れました。

 

夜、あなたは、時間と「恋人と過ごすこと」を交換しました。そして、「愛情」をもらいました。

 

あなたは、明日、時の砂を何と交換しますか?

 

(同書より抜粋)

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最後の文章をもう一度お読みします。

『夜、あなたは、時間と「恋人と過ごすこと」を交換しました。そして、「愛情」をもらいました。』

 

この一節がとても印象的です。

 

どういうことか?

 

それは時間の交換価値は「感情」ではかられるということです。食事をとることも、給料を得ることも、すべてプロセスからなり、例えば"おいしい~!"とか、"お客さんに怒られた、褒められた" などです。

 

すなわち食事も給料もプロセスによる「感情」で価値がはかられるのです。交換価値の本質はあらゆる種類の「感情」を受け取ることにあります。

 

そのように考えると、いやいや菜食主義をとっている人、高給と引き換えに納得のいかない仕事に就いている人などは、"いかがなものか" となります。

 

しかし高給で毎日のイヤイヤがペイできるなら、それはそれでよいのかもしれません。逆に毎日の仕事は楽しいのに、給料が安く、給料日のたびに、ため息交じりに転職を考えてしまうのなら、それはそれで考えものです。

 

いずれにしても主は「感情」にあり、時間とは「感情」との交換価値にあると、私は思います。

 

極端な話ですが、もし私が年収1億円を手にしたとして、しかしその仕事におけるプロセス、やりがい、そして1億円の使い道、・・それらに"楽しい""嬉しい""面白い""ありがたい"などの豊かな感情が得られないのなら、そんな(年収1億円の)人生は、私はご免被ります。

 

年収を上げることが喜びなら、上がっている様(さま)に「感情」を得(え)、得られた「感情」をベースにまた1段と、ステップアップに感情を求めたいものです。

 

ということは、どんなステージにいても良好な「感情」は得られるということ。また「感情」は仕事や食事だけに限りません。趣味・教養・遊び・家庭・家族・交際・挑戦・・あらゆるジャンルに時間は眠り、「感情」を享受できます。

 

吉田さんの言葉をもう一度見てみます。上記の最後はこんな言葉でした。

「あなたは、明日、時の砂を何と交換しますか?」

 

明日にどんな「感情」を求めるか、そしてそのためにどんなジャンルにどんな行動をとるか、それが計画であり戦略であり、それらすべてをひっくるめて"楽しみ"です。

 

年収200万円台の人に(時間との)交換価値は認められません

 

この世はそんなことにはなっていません。先進国に生まれたことに感謝をし、今与えられた環境で得られるだけの「感情」を得る、それが人生の醍醐味で、そのプロセスを経ずに、仮に成り上がれたとしても、何も楽しいことはありません。ヘリコプターで富士山の頂上に登るのと同様にナンセンスです。

 

そんな風に考えると、喜怒哀楽の「怒」も「哀」も、やがて「喜」と「楽」に変えられるなら、無味乾燥よりはよほどマシです。

 

吉田さんはこうも言っています。

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Time is  ギフト

時間は、神様からの贈り物です

 

Time is チャンス

時間は、あらゆる可能性を秘めています。

 

Time is アドベンチャー

人生はたった一度きりの冒険です。

 

Time is ギャンブル

そんな人生を送っている人もいますね。

 

Time is ラブ

恋の成就には時間がかかります。

 

Time is ミラク

そうそう、時には奇跡も起こります。

 

(同書より抜粋)

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生きることはかくも尊いものです。

 

本日もごちゃごちゃ書いてしまいましたが、結局は自分の欲望、願望、wantに正直に"今"を生きる、そのために計画が必要なら計画を、戦略が必要なら戦略を、それらをすべてひっくるめて、今日をとことん楽しむ、それが人生です。

 

それらのプロセスで味わう「感情」は、すべてに尊くすべてに感謝。「怒」や「哀」も、「喜」や「楽」をもたらす原因になります。逆転劇(ドラマティック)に欠かせない「感情」になります。そう芯から思えば、その瞬間に、「怒」や「哀」は、「喜」と「楽」に変わります。

 

過去と未来を駆使し、"今"の感情を前向きにしましょう。"今"の「感情」が前向きになり、あなたの「感情」が微笑めば、交換された「時間」も微笑みます。その一体感が生きる醍醐味で、なぜなら時間はあなたの「命(生命)」そのものだからです。

 

あなたは、明日、時の砂を何と交換しますか?

 

時の砂(時間)=感情

 

あなたは、明日、時の砂をどんな"感情"と交換しますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。