「自分」が満たされる順番
以前の記事で紹介した岡崎かつひろさん著「自分を安売りするのはいますぐやめなさい」にて、自分が満たされる順番について触れられた箇所がありますので紹介します。
まず人は目標を立てたときが一番燃えて自分が満たされるそうです。
ここは特に問題なく理解できます。
しかしその次は?
その次はどんなときだと思いますか?
目標を達成したときですか?
違います。実は「あきらめたとき」です。
これを「あきらめによる欲求充足」と言うのだそうです。
そしてこの「あきらめによる欲求充足」は一番容易にかつ確実に手に入るゆえ、もっとも気をつけなければいけない満足と警鐘を鳴らします。平たく言えば "あきらめ癖(グセ)を付けるな!" ということ。
私はこの件(くだり)を読み、三日坊主や世の大半の人に「あきらめ癖」が付く理由がわかった気がしました。人は易きに流れるように「満足」に流れるわけで、目標を立てることやあきらめることで「満足」が手に入るなら普通に過ごせばその状態に落ち着くのは当然と言えば当然です。
だからアチーブメント(株)代表の 青木仁志さんらが「目標達成は技術」と技術論をしきりに唱えられるのも頷けます。「あきらめによる欲求充足」に習えば、目標達成は逆流を行くようなものなので「技術なくして達成なし」と考えて自然だからです。
目標達成の技術論はさておき、枠組みとして脳のしくみはそのようになっていると理解するだけで、今後の目標への向かい方が変わってこようというもの。今回の記事はその点を強く申し上げます。
ぜひあきらめ癖を付けないよう、注意して一歩一歩着実に確実に「達成癖(グセ)」を付けていきたいものです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。