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ジェームス・スキナー式「決断」

15年以上前になるでしょうか、自己啓発の名著「7つの習慣」を日本に送り出した一人、ジェームス・スキナー氏が最高潮に脚光を浴びた時期です。もちろん現在も多方面で活躍されていて、自己啓発の枠を超え、金融や経済、経営本も多数に出版されています。しかし何と言っても最高潮に人気を博した(と思われる)15年ほど前、彼を人気たらしめた著作が「成功の9ステップ」です。

 

7つの習慣」と並び、自己啓発の世界では大いに注目・話題を集め、みなジェームスのようになりたいと、ジェームスが行うセミナーも大盛況だったと友人に聞いたことがあります。例えばインターネットビジネスの世界で認知度のある川島和正さんは、ジェームスのセミナーに参加し、大いに発奮され決断を起こすきっかけを作ってくれたと動画で語られています。他にも好影響を受けたとされる成功者は多数にのぼります。

 

さて、そんなジェームス・スキナー氏の名著「成功の9ステップ」から、本日は私がもっとも感銘を受けた「決断」についてお届けします。

 

ジェームス・スキナー式「決断」とは、「決めて断つ」というシンプルな言葉にまとめられます。"何を当たり前のことを" と思われたと思いますが、ここからが大事です。何を断つのか?ということ。それは失敗になりそうなオプションのすべてです。つまり100%成功するしかない道以外のすべてを切り捨て、断つのです。

 

ダイエットで考えてみましょう。糖質制限は当たり前、カロリー制限に運動、良質な睡眠と、"これ以上何をやれっていうんだ"と言うくらいにまで行動を落とし込み、結果が出るまで継続します。するとどうでしょう? まもなく体重は落ち、自分の望む体型に近づき達成するでしょう。

 

「決断」とは、ダイエットでいえば、「体重が落ちないことは、科学的にありえない」という状態にまで行動に落とすことを言います。ジェームスの言い方なら、「失敗の可能性を生むオプションをすべて断つ」ということになります。

 

受験勉強や資格の勉強、仕事の成果から趣味の成果まで、あらゆる目的に使える心術です。すると必ずこう思う人が出てきます。「車のハンドルみたいに、遊びの部分がなければ続かないのでは?」と。確かにがんじがらめに力めば、辛くて続かないでしょう。しかしこの遊びの件(くだり)は、本質からずれています。失敗の可能性を生むオプションのすべてを断ったとしても、自分を褒める言動や所作はいくらでもあります。

 

例えばダイエットでいえば、好きな音楽を聴くとか、好きな映画を観る、友人と旅行に行ったりマッサージで癒されたり・・などです。体重を落とす行動に全力を尽くしても、それとは別のジャンルで自分を救えばいいということ。けっして体重を増やす行動で自分を褒めたり甘やかしてはいけません。それは本当の意味でジェームス・スキナー式「決断」ではありません。

 

ということで、かなり手厳しいことを書きましたが、私自身ができているかということよりも、「決断」の意味を深く理解し、本当に達成したいことなら、またそのレベルが今の器以上なら、ジェームスの言われる覚悟が必要ということは言えると思います。

 

最後にもう一度「決断」をまとめます。決断とは一般的にも「決めて断つ」と言われますが、私たちがふだん使っているそれは、断つオプションが少なすぎやしないか、ということ。ジェームス式「決断」は、成功するしかない道以外のすべてのオプションを断たなければいけません。絶望しながらでも、潤いがなかろうとも、成功するしかない道のみを追求し、成功するまで続けます。なにより私たちが欲しているのは、達成後の「感情」。その「感情」を思えば、途上の辛さなどちっぽけなものに映ると思います。

 

ジェームス・スキナー式「決断」

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。