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「生きる力」を担うもの

20年以上前に読んだ恋愛指南本?に「どんな男がモテるか?」ということが書かれていました。女性が言われたことか、その本の著者が言われたことかも忘れましたが、内容はまだ覚えています。それが「生命力」。「生命力」こそモテる男が兼ね備えているものであると。ではそれはどうやって身につけられるのか? 残念ながらそれ以上のことはもう覚えていません。しかし最近ドイツの精神科医で心理学者だったヴィクトール・エミール・フランクルが説かれた解説書を読み、フランクル流の「生命力」の煥発方法を知りましたので紹介します。

 

結論から言うとそれは「意味づけ」です。と、その前にフランクルが何者だったのかということに少し触れておきます。フランクル精神科医・心理学者としてとても有名で、フロイトアドラー心理学アドラーと並ぶ三大巨人の一人と称されます。

 

フランクルは1905年にオーストリアの首都ウィーンで誕生し、医師の道に進みました。しかしフランクルが開業して数か月後、あのヒトラーオーストリアを占領し、ユダヤ人であったフランクルも、とうとう1942年にナチスに捕らえられました。収容所での生活はそれは過酷で何人もの同士が「生きる力(生命力)」を奪われました。しかしかろうじて奪われなかった人も存在し、フランクルを含め、その人たちの共通点をなんとか見つけ出そうと分析し生まれたのがフランクルの精神学です。

 

フロイトは生命力の源を「快楽」としました。

アドラーは生命力の源を「力」としました。

 

それらに対し、フランクルは生命力の源を「意味づけ」としました。意味こそ生きる力の根源であり、意味が見いだせない人がその代替として「快楽」や「力」を求めると。私はこのフランクルの順番になぜか納得しました。意味をイメージと置き換えると、自己啓発書によくこんな寓話が引用されています。

 

あるレンガ職人が三人いて、一人はレンガを積んでいると、二人目は壁を作っていると、そして三人目は大聖堂を作っていると。俗の「三人のレンガ職人」の話です。これは同じ仕事をさせても三人のレンガ職人の見ている景色が違うため、おのずとやりがいや働きがいも違ってくるという、いわばモチベーションの発揮度を占う話として使われます。これも「意味づけ」の一種でしょう。

 

昨日私は日本電産創業者・永守重信さんのプラス発想の原点を紹介しました。永守さんも都合の悪いことが起こったら即座にそれをチャンスとみなし、解決策を見つけ出す思考回路をもてと説かれます。それはイヤなことは解決すれば倍返しでいいことが返ってくると意味づけているからです。意味づけは信じる力、信念からもきます。

 

快楽は一瞬、力はやや心許ないのに対し、意味は自分で見い出せます。だから宗教や何かを信じる人はときに強いのです。それがナチス収容所で監禁された人々からわかったことです。ナチス収容所で生き残った人たちは感受性が豊かだったと言われます。繊細で感受性が強かった人は、ときに歌を歌い、ときに庭に生えている草木に生命力をリンクさせたといいます。

 

私が何日か前に投稿した「カルマの解消=ストレス解消」も意味づけの一つです。勝手にそのように思うことが本当にストレス解消につながるから不思議です。どれだけ成功しても、どれだけお金を稼いでも、むなしさがつきまとう人はつきまといます。今、目の前の現実に意味を見い出せていないからです。

 

何のために今日を生きるのか?

何のために会社に生き、仕事をするのか?

何のために外出し、何のために人と会うのか?

何のために運動し、何のために食事をするのか?

・・・

 

その答えが即座にシンプルに返る人はとても幸せな人です。生命力を高く維持できる人です。最後に私からすべての答えに通ずるシンプルな意味づけを一つ紹介して終わりにします。

 

すべての答えに通ずる一つのシンプルな意味付けは「死」です。すべての現実、すべての現象は一瞬で死滅します。二度と同じシチュエーションは起こりません。二度とそれは還りません。大学生は大学時代でしかできないことに着手してください。20代は20代でしかできないことを、50代は50代でしかできないことを意味としてほしいです。それが「生命力」の根本となり、その意味はつねに進化発展していきます。そうです、意味は時代がそうであるように、進化発展の道を辿るのです。それが俗にいう「希望」です。

 

「生きる力」を担うもの

 

それはフランクルが教える「意味づけ」です。「意味」こそ快楽や力を必要としない、精神力を担ってくれる背骨の役割を果たします。「人間は考える葦である」と言ったのはフランスの哲学者・パスカルですが、人間は感情だけでなく理性があります。すべての器官を総動員して「意味」を見い出していきましょう。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。