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「勢い」「はずみ」「ついで」

本日は「勢い」についてです。

 

私たちが何かをするときに、いつも意識したいのが「勢い」です。環境整備や環境づくりと人の行動力は密接に関係しますが、その環境のひとつに「勢い」があることを本日は申し上げます。

 

「勢い」について語るときに、私がまっさきに思い浮かべる本に次があります。

 

浜口直太「一番結果を出す人の66の仕事のルール」(2010年9月発売)

 

浜口さんは経営コンサルティング会社(株式会社JCI)の代表でありますが、自己啓発書を100冊以上も出される作家の顔ももたれます。私のような読者からすれば、作家のイメージの方が強いです。

 

その本に"一挙”という言葉を使い「勢い」について語られている部分があります。

 

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もし、皆さんが何かで本当に成果を出したければ、「やるべきこと」のリストを作り、そのすべてを一挙にやる習慣をつけてみてください。

 

実はこの「一挙」というのが大事で、ダラダラやっても集中できず、力も半減してしまいます。一挙にやるからこそ、集中し、勢いがついてパワーが出るのです。

 

休むことなく、畳み掛けるようにやるわけですが、その迫力たるやすごいものです。周りに人がいたら、ついつい協力しなければならないムードになることでしょう。

 

また、一挙にやると、成果も出やすいため、その後さらに頑張るモチベーションもアップさせやすくなるのです。

 

(同書から抜粋)

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いかがでしょうか。

「勢い」の重要さが伝わったのではないかと思います。

 

しかし私は浜口さんが言わんとされることとは少しニュアンスが異なります。何かをしなければならないときは、何かの勢いにそれを"オン"するという形。

 

浜口さんの言わんとされることは、0から一気にリストを仕上げるイメージをもちますが、本記事で申し上げたいことはそうではありません。あなたに何かの勢いがあったとき、そこに新規の「やるべきリスト」もしくは「やりたいリスト」を"オン"させることの勧めです。

 

この"オン"させることの重要性は新規の習慣作りによく言われます。新しい習慣をつけたい場合は、その新規の習慣を単発で扱わず、あらかじめ習慣化されている何かにセットオンすることで、忘れずにかつ労力を最小限に(習慣化が)可能になるという話です。

 

私もそのようなニュアンスで本記事を語ります。新しい習慣でなくても、"何かの勢いに乗じて、やらなければならないことはやってしまおう" ということです。

 

「勢い」は言い換えれば「はずみ」であり、「ついで」です。何かの"はずみ"にやってしまう、何かの"ついで"にやってしまう、そんな感じです。

 

身近な例を一つ取り上げましょう。

あなたが部屋の台所を掃除したいと思います。しかし正直面倒くさい。そこで次の策が思い浮かびます。

 

①仕事から帰宅し、部屋に帰った瞬間にとりかかる

②筋トレの合間にやってしまう

③音楽や動画を聞きながらやる

など…

 

パッと浮かんだものを3点挙げましたが、いずれも「勢い」に乗じています。①②は体が温まっているところがポイント。③はメインではなくサブの位置付けにしているところがポイントです。

 

"時間がない"ところがモチベーションになることも重要です。出かける前は時間が限られます。その限られた時間に終わらせてしまうことも有効策の一つです。

 

●今自分が何かで動いていて体熱も生じている、そこに"オン"すること

●メインは他にあり、サブ的な位置に"オン"をし、同時並行すること

 

本記事で申し上げたいことは上記の2点のイメージです。上記の2点のイメージも私の中の環境づくりに含まれます。ちょっと架けづらい人に電話を架けないといけないとき、エイヤ!とかけてしまうのも一つですが、何かの"はずみ"であればあまり気にせずに架けられることがあります。

 

今ある習慣に"オン"することで片づけられるなら、ぜひ"オン”していただき、すぐにそれができない場合や急ぎでない場合などは、「"勢い"リスト」「"はずみ"リスト」「"ついで"リスト」を作っておき、いつでもそれを消化できる状態にしておくことが労力を最小限にできる秘訣です。今ではスマホは必需品でしょう。スマホにそのようなリストを作成しておくと便利です。私は数あるアプリの中でも「Googleキープ」を重宝しています。

浜口さんだけでなく、「一気呵成に事を行え」とは昔からよく言われたことです。が、よく考えれば一気呵成とは「何かのはずみにいくつものタスクを"オン"しただけ」の状態で、実はとても脳に都合のいい(合理的な)やり方と言えます。

 

一つのタスクを処理するごとに準備運動が必要となっては、時間はいくらあっても足りません。そういった観点では、一つの準備運動で本番をどれだけ紐づけられるかが、時間を上手に使えるか否かを分かちます。それを「今日」に意識するのです。「今日」を疎かにする人は「明日」も「未来」も疎かにするでしょう。なぜなら「今日」しか人生はないからです。

 

最後にワンポイントを捕捉します。

今日に意識するポイントは「少」です。もっといえば「極少」です。本当に少ない(小さい)量でいいのでやることです。その少量を毎日に続けることがその習慣に体熱をもたらし、体熱が量を増幅させてくれる原因となります。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。