惚れて通えば千里も一里
あなたは今、好きな仕事に就いていますか?
嬉々として仕事をしていますか?
タイトルの「惚れて通えば千里も一理」という言葉の意味は、言わずもがなかもしれませんが「惚れた人に会いに行こうと思えば、千里の道も一里にしか感じない」という意味です。誰しもそのような経験があるのではないでしょうか。もしくは似たような経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
京セラ創業者の稲盛和夫さんは、著書『誰にも負けない努力』の中で、タイトルの言葉は、仕事にも通ずる教え、仕事にも通ずる感覚だと述べられています。一部抜粋します。
「確かに好きになり、惚れてしまえばどんな苦労も苦労とは思わなくなる。そういうふうに私は自分で思うようにし、自分の仕事、研究を好きになろうと努力したのです。好きな仕事に就いている人はけっこうです。しかし、好きな仕事に就けるという幸運な人はそうはいないはずです。生活のために仕事をしているというのが普通だと思います。ならば、その仕事を好きになる努力をするということが必要です。好きになる努力をして、本当に好きになったら、あとはしめたものです。誰にも負けない努力が簡単にできるはずです」
仕事を好きになる努力とは?
私のおすすめは、"これだったら他の誰にも負けない" といったことを自分の中で決め、いや、自分の中だけで決め、確実に1番を狙いにいくのです。1番とわかるためには、私が別の記事で申し上げた具体化(見える化・数値化・期限)が必要です。例えば朝1番に出社すると決めたら、具体化としては、以下のようになります。
・見える化&数値化:何時何分に出社したか、全社員の中で何番目だったかを毎日記録
・期限:1か月間(1か月ごと)
朝一番に出社するといった例は、あなたにとってどうでもいいことかもしれませんが、自分で決めた決め事を毎日守るというのは実はたいへんな労力を要します。なのであなたが価値を感じられるものを選んでほしいのと、それを達成できたらぜひ「日に新た」にその決め事を継続してほしいのです。その姿勢こそが心を前向きにし、達成すれば心を晴れやかにします。その晴れやかな心が、他の仕事やプライベートにも波及します。周りからの信頼も獲得するでしょう。
自分だけのオリジナルな決め事(目標)を作り、その達成が芯となるまで継続し、板についてこれば、別の決め事を作り同じように挑戦する。
気づいたら、いつの間にか目の前の仕事、目の前の会社が好きになっている。好きとまでならなかったとしても、自分の自信にはつながっている。その自信が、その足跡が、次の転職先や次の何かの挑戦にきっと役立ちます。すべてはつながっているのですから…。
ただ先ほど、1番を目指してほしいと書きましたが、決め事の内容によっては「3番以内」や「5番以内」でもよいかと思います。慣れてきたら徐々に上位を狙うとして、最初からハードルを高くしないことも、仕事を好きになるコツかと思います。
また私の感覚では仕事を好きになれるかどうかは、職場の人間関係の影響が大きいです。そうだとしたら、あなたが仕事を好きになるための、あなただけの「決め事」は、ほかの社員、周りの人を、結果的に喜ばせることが望ましいということになります。
他にも「仕事を好きになる努力」はいっぱいあると思います。
あなたが思うものをいろいろ試し、ぜひ継続し、仕事を好きになられることをお祈りします。そして稲盛和夫さんが言われるように、気づいたら「誰にも負けない努力」をしていた というような状態になっていたら最高です(^^♪
もう一度
「惚れて通えば千里も一理」
仕事だけでなく、趣味も家族も友人も・・・
私も目一杯 記事の配信を頑張ります!
引用・参考文献