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本当の「自立」とは?

「自立」とは何でしょうか? 辞書を調べずざっくりいうと「自分の足で立つこと」とか、「自分のことは自分でやれること」といったニュアンスを浮かべます。ミニマリスト・しぶさんの著書「手ぶらで生きる」で、しぶさんは「自立」を次のように紹介しています。

 

「自立とは、依存先を増やすこと」

 

この言葉はしぶさんが作った言葉ではなく、小児科医である熊谷晋一郎さんが言われていた言葉だそうです。なぜ依存先を増やすことが自立につながるのでしょうか?

 

それは、人間はまず多かれ少なかれ何かに依存しないと生きていけない弱い生き物というところから出発します。弱い生き物が少数の依存先に限るか、多数の依存先を確保するかで一つ一つの依存度が変わってきます。多数の依存先を確保できれば、一つ一つの依存度が浅くなり、結果、何にも依存していないかのような錯覚を覚えられるというのが理由です。

 

しぶさんはミニマリストですから、モノに関しては必要最低限を推奨されますが、人間関係や経験・体験知はその逆を推奨されます。実業家の堀江貴文氏も同様です。私も確かにその通りだと思っています。

 

経済で考えてみましょう。過度なインフレのときは「小さな政府」が求められ、過度なデフレのときは「大きな政府」が求められます。つまり適正とは使い分けがあってこそ成り立つもので、ミニマリストだからといってなんでもかんでも最小限がいいわけではないのです。このような使い分けができるミニマリストも少ないのではないでしょうか。

 

モノを減らした分、身軽さを確保でき、それが行動力につながります。その行動力が経験や体験を増やし、心の豊かさを育みます。その一端が人間関係における「つながり度」。「つながり度」が広ければ、一つの「つながり」に依存しなくて済み、相手側から縁を切られても、ショック度は「つながり度」に反比例し緩和できます。

 

私も今年は断捨離をすると決め、着々と部屋にあるモノを減らしています。しかし先の言葉でモノを減らすと同時に人間関係の幅を増やす必要性も感じたため、可能な範囲で人脈を築いこうとがんばる所存です。

 

「自立とは、依存先を増やすこと」

 

理由は「多数の依存先を確保できれば、一つ一つの依存度が浅くなり、結果、何にも依存していないかのような錯覚を覚えられるから」。「一つの依存先が途絶えても、他の依存先がまかなってくれるから」。「一つの依存先が途絶えても、他に依存先は確保してあるという安心感のもと生活できるから」。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。