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「保険」の再考

私は2年前くらいだと思いますが、記事の文中にマイホームも悪くないという話をしました。金融本のバイブルとして20年以上も君臨する「金持ち父さん・貧乏父さん」シリーズは、住宅ローンを負債と位置づけています。その反面、不動産投資における投資用ローンは資産であるとも・・・。

 

しかし私は車にしても絵画にしても、借金をしてそれを手にすることは「人生」という面から決して悪いことではないと思っています。なぜなら手にしたもので今日や明日の質が上がるからです。人生とは今日や今のこと、それを捉えず、未来ために我慢することは、逆に10年後も20年後も未来のために我慢し続けるクセをつけます。

 

よく「お金はいくら稼いでも天井はなく、いつまでも満足することはない」という話を聞きます。ということは、「今は未来のためにあるわけではなく、かといって未来を軽視していいわけでもない、そこをどうバランスをとるか」ということになると思います。

 

先のマイホームの話を少しします。いくらマイホームで家族団らんを実現できたとしても、確かに生活費がカツカツでは団らんが瓦解するのも時間の問題になりかねません。しかしぎりぎりにカツカツではなければ、その住宅ローンは正解となります。なぜなら子供が0歳から成長する様(さま)は、一生に一度しかなく、これ以上掛け替えのない思い出づくりはないと思うからです。

 

さて本日は「保険」の話です。実は私は保険会社に勤める者で、しかし当記事で保険の話はほとんどしてきませんでした。今年の1月に私は新型コロナにかかり肺炎で入院したわけですが、実際に数万円の給付金を受け取ると、やはりどこか嬉しいものです。それは「入っておいてよかった」という安堵からくるものだと思います。

 

コロナは基本、公費負担のため自己負担は最低限に限られますが、コロナではなく、他の病気やケガであれば自己負担はかかります。その際に安堵がもたらされるか、心的負担がもたらされるかは、その瞬間やその後の幸福感にけっこう影響が出てくると思います。「備えあれば患いなし」で、どう備えるかが大事ということです。

 

保険で備えるも良し、貯金で備えるも良しです。つまり事(こと)が起こってから後悔することを避ければいいだけです。その回避策として保険はぜんぜんあっていいのだと思います。ファイナンシャルプランナーが保険の解約を勧めるのは、過度な支払いをしている場合だけで、必要分の支払いは逆に賢明と言えると思います。

 

本記事のタイトルの「保険の再考」というのは、私自身、備えとして貯金や投資を優先に考えていたところ、保険もありだなと実感したところからきます。保険業界に身を置く者として「何を今さら・・」と言われそうですが、それくらい確率としては掛け捨てで終わるケースが多いのです。それでも健康だったから掛け捨てられたわけで、その一点だけで、後悔をなくせるように思います。

 

それより掛け捨てを拒み、実際に事が起こったときに、貯金の有無に限らず、出費に対しての負担が強いられる方がよほイヤなものです。人にもよりますが、とにかく事が起こったときに後悔しない方法を、今日実行することが大切です。そこに「保険」という選択があってもいいのです。掛け捨てだろうとなんだろうと、安心と安堵を(事が起こったときに)享受できるなら、他の人がどう言おうと関係ありません。自分の心を重視してください。

 

目の前の出費をケチってあとから痛い目に遭うくらいなら、許容範囲で掛け捨てられた方がよほど賢明です。また備えの手段はお金があればいいわけなので、貯金や投資で腹をくくれるならそれもまた良しです。

 

「保険」の再考

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。