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「発汗と水分補給」健康法

銭湯でサウナに入ったり、ジョギングや運動をすると発汗します。すると本能が水分補給を求めます。そして水分を補給します。補給時は本能からの欲求を満たしたからか、少し爽快な気分を得られます。

 

このサイクルこそ、人間の本質を突いた気分転換法ないしは健康法と説く人がいます。それが連日紹介しているプロ総合格闘家 青木真也さんです。

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サウナも運動も、強制的に発汗するので水を摂らざるをえなくなります。汗を出して、水を摂る。そうして体内に水のサイクルができます。

 

運動をしないと、のどが渇かないから、そのサイクルはできません。動くことは、ソノサイクルをつくること。この「体内の水分を入れ替える」ことが、コンディションをよくするうえでいちばん重要です。

 

僕が、電車を使わずに自転車で移動するのも、ほぼ毎日のようにストイックに練習に打ち込むのも、すべては「体内の水分を入れ替える」サイクルを止めないためです。

 

また、「のどの渇き」はもっとも簡単に本能を呼び覚ますことができる飢えである、というのが僕の意見です。

青木真也著「ストロング本能」より抜粋)

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細々(こまごま)した健康法より、よほど説得力があると思うのは私だけでしょうか?言い得て妙だと思います。

 

人間(成人)の体内の約60%は水(水分)と言われます。その60%を適度に入れ替えなければ、当たり前ですが、その水(水分)は淀(よど)みます。淀めば全身を駆け巡っている血液も汚すことになるでしょう。

 

「汚血(瘀血)は万病のもと」

 

数々のお医者さんが言われることです。しかし強制的に入れ替えようと水分補給ばかりしては、これもまた「水毒」と言って害になります。ですから、発汗と水分補給でちょうどいい塩梅(あんばい)で体内の水分を入れ替えます。

 

そして発汗じたいが、尿や便の排出といっしょで体外に排出する行為、気持ちがいいですし、立派な健康行為です。

 

尿を我慢すれば膀胱炎、便を我慢すれば宿便(しゅくべん)と言って汚血につながります。水分を体外に出さなければ、これまた汚血につながるでしょう。

 

以前に私はこんな記事をお届けしました。

 

leonet0702.hatenablog.com

 

この記事では、イスラエルを拠点にする飲料ベンチャー「O.Vine」が、調査企業「OnePoll」と共同でおこなったアンケート調査を報告しています。

アメリカ人2000人を対象に「あなたは1日にどれだけの水を消費するか?」「あなたはどれくらい幸せか?」がアンケートの内容。

その結果「水の消費量が多い人は幸福度も高い」という相関性が判明。

 

この結果に基づき、記事では「水分補給は人を幸せにする」という帰結をしましたが、よく考えれば、水分補給をする前に、のどが渇かなければ、それが自然行為になりえません。

 

青木さんはプロの格闘家で激しいトレーニングはされているものの、私たちに激しいトレーニングは求めません。例えばサウナに入ったり、電車での移動を自転車に代えたり、家の周りを散歩する程度です。

 

そもそもアスリートやスポーツ選手が健康長寿というデータはありませんし、主婦やビジネスマン等で健康長寿の方はたくさんいらっしゃいます。というか、むしろそちらのほうが多いイメージがあります。

 

よって日常生活の中で、適度に発汗と水分補給を取ることが大事となり、いかにそれを自然に習慣付けられるか、そのために、最初はこのことを意識して楽しく取り組むのがよろしいかと思います。

 

もう一度青木さんのお話を聞いてみます。

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1日1度汗をかくのとかかないのとでは、コンディションは全然違います。プロのスポーツ選手が飛行機に乗るとコンディションが悪くなるのは、代謝が落ちて、水分のサイクルが止まるからです。僕も海外遠征で6~7時間もフライトしていると、不調になります。よって、着いたらまず軽く運動をして、汗を出します。

 

(中略)

 

調子が悪い人や落ち込んでいる人は、反対に身体を動かさなくなります。これはもう負のスパイラルです。調子が悪いときこそ汗をかいて、体内の水分を入れ替えたほうがいい。それに、身体を動かすとその時間は思考しなくなります。思考しないぶん、ネガティブなことも考えなくてすみます。

 

運動をして汗をかくと妙にスッキリするのは、強制的に気分を変化させてストレスを遠ざけているからです。悩みごとがあっても、運動したあとはケロッと忘れてしまいます。汗と一緒に悩みや不安、そしてストレスも抜けていくのです。

(同書より抜粋)

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結局 心を救うのも本能に根付く生理的欲求を満たす中にあるのだと思います。堀江貴文さんも生理的欲求を重視しますし、大方の人がおいしい食事や、快適な睡眠をとることを推奨されます。

 

人間は社会的な動物ではあるものの、社会は矛盾や理不尽が横行する場所でもあります。その中で自分を救ってくれるのはときに社会的な営みもありますが、基本は本能に根付く生理的欲求を満たすことにあるのだと思います。

 

ここに悖(もと)り我慢をし、蓋をするから、ストレスが抜けなくなるのです。人間は非常によくできていて、自分の意志で身体を動かし、本能を呼び覚まし、本能を満たすことができます。それこそが人間の「主」であり、人生の「主」であることは、定期的に意識しないと忘れてしまう大事な視点です。

 

「どこまでも人間をつくれ。それから後が経営であり、あるいはまた事業である」

by 中村天風(昭和の実践哲学者、天風会創始者

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

※今の時期は水分補給に加え、塩分補給も大事になりますので、発汗される際はご留意ください。

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