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「逆張り投資」の罠

株式投資でいえば、株価が上がっている最中に、さらなる値上がりを期待して投資することを「順張り」といい、その逆を「逆張り」といいます。「逆張り」は株価が下がっているところを、大衆心理とは逆さまに購入していきます。そこには「勇気」が必要と思われます。しかし逆張りでうまくいった人たちは「逆張り」をチャンスと捉えるため、想像とは裏腹に小躍りしながら買っている人も多いはず。

 

何が言いたいかというと、私は分散投資の一つに仮想通貨がありますが、その仮想通貨がのきなみ下落しており、果たして現況、逆張りで購入すべきか?ということです。

 

一番時価総額多いビットコインで見てみると、過去最高の天井がざっと「1ビットコイン=700万円」でした。数週間前まで「1ビットコイン=500万円~450万円をうろうろしていましたが、5月12日現在、「1ビットコイン=350万円」で、天井の半値まで下がっています。

 

もう仮想通貨やビットコインは終わりなのでしょうか? 今日までに、さまざまな記事があがっていますが、「ビットコインはもう見限られた」という見方が目立ちます。逆張り投資家は"こんなときこそ買いだ!"と小躍りするのでしょうか?

 

大事なことは順張りも逆張りも、今後の値上がりを期待するという点では同じなわけで、ビットコイン将来性が「ある」と判断したならば、ここぞと買いに走るべきでしょう。「ない」と判断したならば、損失が出ていても即刻売るべきです。

 

つまり逆張りで成果を上げるには、下がれば買えばいいのではなく、下がった銘柄(やコイン)に、将来性がある場合に限られるということです。ここを勘違いすると、下がればとりあえず買ってしまい、結局下がったままという状態を招きます。

 

独立系投資信託のパイオニアさわかみ投信逆張り投資をすることで有名です。しかしさわかみ投信の運用方法は極めてシンプルで、生活に根差した会社の銘柄を、株価が適正を下回った場合のみ購入します。

 

具体的には、私たち生活者に必ず必要と思われる会社をあらかじめピックアップします。そして常に株価をチェックします。そしてリーマンショックやコロナショックのように、外的要因で一時的に株価が崩れたときに、すかさずリズミカルに買いに走ります。このようなスタンスで何十年もやってきたと、著書で書かれています。

 

ビットコインは果たして生活に根差しているでしょうか? まったく根差していません。ということは、続落中の現在、買いに走るのは危険ということになります。ただし、2017年から2018年のように急に値上がりする可能性もあるわけで、もしそのような現象が再度起きれば、いま仕込んだ額は、2倍・3倍・10倍と返るかもしれません。

 

で、最終的にどうすればいいか?

 

余裕資金の10%以内で、「夢」を買えばいいのだと思います。私はすでに10%以上を保有しているため、今から買い増すつもりはありません。しかしまだ保有しておらず、冒険に出たい方は、10%以内という規律を守って「夢」をみるのも悪くありません。

 

仮想通貨じたい、このまま下火を続けるか、それとも消滅するか、はたまた値上がるか、どこまで考えても答えは出ません。それならば失ってもいい額で挑戦してみるのも生活に刺激を与えてくれます。

 

コア・サテライト戦略で、コアの部分は堅実に投資信託ドルコスト平均法で積み増し、サテライトの部分で「夢」を見る、そんなバランスが投資を楽しくスリリングにしてくれると思います。

 

逆張り投資」の罠

 

それは投資対象が将来性のあるものに限ること。経営体質が疑われる不祥事を起こした会社などは問題外。さて仮想通貨に将来性はあるか? 誰にもわからない以上、余裕資金の10%以内で夢を見る、それも悪くないということでした。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。