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減点より「加点」主義

世の中には減点主義と加点主義の人がいます。自分にも他人もそうで、自分に厳しい人は、だいたい人にも減点主義を敷きます。しかしこの減点主義が改善や成長の原動力になる人もいるため、いちがいに悪いとは言えませんが、ほどほどにしたほうがいいでしょう。また加点主義もそれだけで手放しで喜べず、適度に厳しさをもったほうがいいケースもあります。

 

上記はすべて一般論ですが、私はどちらかといえば減点主義な気がします。職場ではそれなりにいろいろとチャレンジをし、失敗もあれどうまくいったこともありますが、失敗をするたびに悔んだり落ち込んだりするからです。

 

私はどちらかと言えば減点主義と言いましたが、それでもチャレンジを止めないのは、加点主義ももっているからです。落ち込む一方ではなく、きちんとチャレンジをしたことは認め、自分の経験値を上げることが何より重要と毎回認識し直しています。

 

私の職場では、私と同じ立場のスタッフが何人かいますが、おもしろいほどにチャレンジをしない人がいます。それでいて、半期の考課では上席に自己評価を「S」と提示しているそうです(人づてに聞いた話です)。私はその話を聞き、自己評価の価値観はかくも違うのかと驚きました。

 

チャレンジをして少しでも世のために役立とうとする人と、自分のテリトリーを守るだけの人に分かれ、それは人生観にも通ずる構えに思います。何でも好奇心をもって行動をする人と、同じことを毎日継続する人に分かれ、どちらがいいというわけではなく、主義や価値観の問題と言えます。

 

しかし社会は挑戦を求めます。これは間違いないことで、進化や進歩と言い換えてもいいと思いますが、脳を活性化し、楽しく面白くするのはいつも新しく刺激的なことです。そう考えれば、保守の人は本当は挑戦をしたいけれど、挑戦グセが付いていないために、ただ挑戦ができなだけなのかもしれません。

 

話を戻します。減点主義と加点主義の話でしたが、挑戦をして失敗しても減点はせず、挑戦したことをまずは認め褒めること。そして失敗したことを一つのデータとして読み、さらに改善した行動をすること。この失敗→改善のサイクルを成功するまで続けること。これが大事です。当たり前の話ですが、世の中は当たり前のことしかありません。その当たり前を実践する人としない人に分かれるだけです。

 

当たり前のことを実践するに、とても素晴らしい考えがあります。それが「失敗しても元に戻るだけ」です。つまり何もマイナスなことはないのです。もちろん組織においては混乱を招いたり、面倒なことをもたらしたりと、あると思いますが、個人においては悠久の時間枠にマイナスはありません。むしろチャレンジグセが付いたことや、データが一つ取れたことに満足を覚えるだけです。

 

最後に残るのは個人の挑戦歴だけ。人目を気にして挑戦をしなかったら、その分だけチャレンジグセが付けられず、またチャレンジをしないクセをつけただけです。それでは人生おもしろくありません。人は自分をどう評価するかはわかりませんが、自分を評価できるのは自分だけです。挑戦しない評論家気取りの人は、挑戦できないから評論してしまうのです。そんな情けない自分を直視したくないから、失敗した人を攻めて満足をした気になりたいのです。それをわかったうえで、挑戦しない人にもやさしくなりましょう。けっして挑戦しない人を攻めて敵対視してはいけません。自分の挑戦がやりにくくなるだけです。

 

減点より「加点」主義

 

失敗礼賛。所詮、失敗しても元に戻るだけ。何一つ減じることはなく、エジソンよろしく成功しない方法を一つ見つけたと小躍りし、どんどん改善案を実行しましょう。止まっているヒマはありません。改善点・改善案こそ進歩・進化の種子です。進歩・進化は今日をおもしろくし、周りをおもしろくします。人の挑戦歴を聞くとおもしろいですよね? また挑戦歴を語ることもおもしろいですよね? 逆に語る挑戦歴がなかったり、何も挑戦してなさそうな人と話してもあまりおもしろくないですよね? そうです、挑戦=加点で、人生それしかありません。後についてくるのは財産だけ。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。