「暗記」のコツ(一例)
『あらゆる試験を突破する「暗記のすごいコツ」』と題した記事があります。確かによほどの難試験でない限り、試験の点数は暗記量に比例すると思います。
さて、暗記に関してあなたはどのような工夫が思いつきますか? 私は下記の2点が思いつきます。
・理解に努(つと)める
・反復する
おそらくあなたも似たような感じではないでしょうか?
しかし記事を読むとそれ以外のことが書かれており、思わず "なるほど" とひざを打ちましたので紹介します。結論、以下の2点です。
・セルフ作問&1‐複数
・個数&頭文字で覚える
まず「セルフ作問&1‐複数」について。
記事では「関ケ原の戦い」を例に挙げていますので、それを使います。関ケ原の戦いを覚えるときに、西暦だけを覚えるではなく、関ケ原の戦いをキーに誰と誰の戦いだったのか?、勝者はどちらだったのか? と2つ3つをセットで覚えるのです。
今回は関ケ原の戦いをキーに「西暦」と「誰と誰の戦いか」と「勝者」の3つをセットしたため「1‐3」となります。1は「関ケ原の戦い」を指します。
セルフ作問とは覚えたい事項を、自分流に質問形式に変換することを言います。ちなみに関ケ原の戦いは西暦1600年、徳川家康と石田三成の戦い、勝者は徳川家康、です。
次に「個数&頭文字で覚える」について。
例えば投資を語るうえで、これまでの主要な暴落局面を覚えたいとします。その答えが「アジア通貨危機、ITバブル崩壊、世界同時多発テロ、リーマンショック、東日本大震災、コロナショック」だとします。
記事ではまず「個数」に着目するよう言われます。個数を数えると「6」です。次にこの6つを「頭文字」で覚えるよう言われます。頭文字は「ア・Ⅰ・せ・リ・ひ・コ」です。これを少し砕いて「あ・あ・せ・り・ひ・こ」→「ああせりひこ」としてみます。図式風にすると「6‐ああせりひこ」。
整理します。
Q.関ケ原の戦いと言えば?
A.西暦1600年に徳川家康と石田三成が戦って、徳川家康が勝利しました。
Q.投資においてのこれまでの主要な暴落局面は?
A. 「6‐ああせりひこ」
いかがでしょうか?
ただ額面通りを受け取るよりは、ずっと覚えやすく定着しやすいように思います。この「暗記」ですが、何もペーパー試験だけの専売特許ではありません。私たちが日常覚えたい些末なことも活用のしがいがあると思います。
また記事では、反復に時間を置かないことも推奨されます。例えば今日、上記の「6‐ああせりひこ」を知ったら、すぐにその場で口にすればいいと。反復は時間を置くという先入観がありますが、記憶は情報に触れた途端に反復することで残りやすくなるそうです。
「暗記」のコツ(一例)
・セルフ作問&1‐複数
・個数&頭文字で覚える
いかがでしたでしょうか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
引用・参考記事